Coffee

かおり×コーヒー

私がカッピング(コーヒーの鑑定)を勉強し始めたころ、ブラジルコーヒー鑑定士の方との勉強会があり、その時に使用した大きなカレースプーンのようなものでコーヒーをすくって、すする音は驚きでした。
大きな音をたてて行うことは、口の中に一気に広がる様々な香り、舌で感じる繊細な味を瞬時に把握できることを教えてもらいました。
この時にコーヒーの香りは幾多にある香りで形成されていること、香りについて重要性を学びました。
この時期からスペシャリティコーヒーが流行りはじめ、コーヒーの味や香りの表現も「フラワリーのような華やかな香り、ラズベリーのような酸味。」などという表現でコーヒーを紹介することが増えてきたのもこの時からです。
専門的な香りの表現は難しい感じですが、それでもやはり焙煎したコーヒーの香りは何のともいえない、いい香りです。
では、なぜコーヒーの香りで癒されるのか、香りによりどのような影響があるのか、探ってみました。

■ コーヒーの香りで癒されるわけ
コーヒーの香りには300以上の成分から形成されているともいわれ、その中にはホルモンによい刺激を与えてくれるものや、アンチエイジング効果をもたらす成分を含むものがあります。
アロマオイルで使われる精油は自然の植物(物)から摂られた成分であれば脳ストレスを和らげ、コーヒーの香りもこの香りに属します。
「いい香り」と感じるものであれば脳が「気持ちいい(心地よい)」と判断し、自立神経やホルモンによい作用を与えてくれます。
このときに「コーヒーの香りで癒される」と感じることができるのです。

■ 香りの影響
五感で唯一脳に働くのが、鼻から入る香りで自立神経、交感神経、副交感神経に作用します。
コーヒーの香りは自然のアロマとしてとらえると、何気なく飲んでいるコーヒーで自立神経を整えていることが行われています。
特にリラックス効果が高く、集中力を高めてくれ、コーヒー豆の品種ごとや焙煎の違いなどの香りにより様々な分野で、香り効果から効能が得られることが発表されています。
女性は特にホルモンバランスを崩しやすい体質ですが、「香りを嗅ぐだけでハッピーホルモンが増える」という教えがアロマセラピーにあるように、香りで体調の不良などを緩和することが期待できます。
またコーヒーの香りは特にリラックス効果が高く、集中力を高めてくれ、コーヒー豆の品種ごとや焙煎の違いなどの香りにより様々な分野で、香り効果から効能が得られることが発表されています。
仕事や育児の合間のコーヒーブレイクは理にかなったものと言えそうです。Coffee