先日、ドトールの「ゴールデンモカ」を久しぶりに飲みました。
以前はよく見かけた「ゴールデンモカ」でしたが最近あまり売られることがなく、今回も限定販売でした。
丁度お店に入荷したばかりでタイミングよく、焙煎したてのコーヒーで美味しかったです。
20年近くスペシャリティコーヒーをほぼ毎日、仕事で飲んでいたためレギュラーコーヒーは新鮮に感じられました。
そんなモカコーヒー。
近年ではとても貴重なコーヒーになりつつあります。
それは、エチオピアなどのモカコーヒーの生産者が少なくなっているから。
今はコーヒー消費量が世界的に増えていますがスペシャリティコーヒーという高いコーヒーはごく一部。
コーヒー豆を作っても高く買い取ってもらえていないところも多く、モカを生産する地域ではコーヒーに代わり、「カート」という合法麻薬の生産が増えつつあるのが現状です。
モカコーヒーはコーヒーの原点でもあり美味しいコーヒーをいつまでも絶えることなく生産してもらうには商品相当にあう金額で買う必要があるのですが、現状切り替えてしまう農家が絶たないのは、とても悲しいです。
色々な形で生産者へ還元するプロジェクトがあるなか、モカコーヒーも世界中で取り組まなければ、「幻のコーヒー」になってしまう日が近いかもしれません。