最近身近に妊婦さんとカフェインとの関わりを経験して、コーヒー好きの多くの妊婦さんが赤ちゃんができてからコーヒーを飲まないで我慢していることが疑問に思うことがありました。
そんな妊婦さんへ赤ちゃんと楽しく過ごすためにも、コーヒーインストラクターという立場から私なりに、まとめてみました。
妊婦さんで医者からコーヒーは飲まないように言われたと、妊娠中ガマンしている方をよくききます。
しかしながら、医学的なはっきりとした見解は実はまだわかっていません。
コーヒーを我慢して、ストレスを溜めるよりもリラックスすることが大事な妊婦さんは以下の内容とお医者さんと相談しながら参考にしてみてください。
コーヒー=カフェイン=身体に悪い
という見方が一般的かと思います。
たぶん、妊婦さんで医者からカフェインが良くないからコーヒーを飲まないように言われた方も多いのではないでしょうか?
カフェインに限っていうならば、紅茶や緑茶にも含まれています。
カフェインが胎児に与える影響として、落ち着きがない子や低体重の子が産まれやすくなるとも懸念されていますが実際にはカフェインとの因果関係は未だにはっきりしていないのが現状です。
問題はカフェインの摂取量に
*ここでは仮にカフェインが妊婦さんへ与える影響として発表されていることを書き出してみました。
カフェインの1日の摂取量として300mgまでは妊婦への影響はないと言われています。
(カップの量でいうと1~3杯。1杯140mlのコーヒーにカフェインが含まれる量は56mg)
逆に妊娠初期にコーヒーを4~8杯以上飲む妊婦は悪影響がある可能性が高まります。
(普通に考えても、5杯以上になると飲みすぎで身体に悪いと思う・・・)
以上のことを踏まえると無理やり我慢するよりも、薄めのコーヒーを1杯程度でしたら問題ないようです。
(個人差があるので医師と相談のもと判断してください)
コーヒーの他、身近によく飲む飲料としてカフェインを含むお茶や紅茶があげられます。
こちらについてのカフェインが妊婦さんに影響するものとしたものは、コーヒー同様に「カフェイン」というくくりで扱われているため、コーヒーと同じに摂取量に気をつけることがあげられます。
(参考までに・・・カフェインが含まれる量は1杯140ml/緑茶28mg 紅茶70mg)
妊娠~授乳期間中までは気配りが必要
カフェインは母乳からもでてきてしまうため、お腹にいるときから授乳中まで、お母さんが口にするものは気配りが必要とされます。
全くカフェインを摂取していない人に比べると、赤ちゃんがぐずったり、夜鳴きをしたり、乳幼児突然死症候群の発祥率も多いことがわかってきていますが、医学的な根拠は現時点では特に発表されていません。
しかしながら、カフェインは胎盤を直接通過してしまうともいわれているため、臓器機能が未発達な赤ちゃんが受ける影響は考えられます。
それらを考えると念のため妊娠中からカフェインの量をいつもより少なめにする工夫を(飲む杯数をへらしたり、薄めたり・・・)していきましょう。
そして、コーヒーは身体を冷す作用がありますので、冷えることが禁物の妊婦さんはカフェインと冷えどちらも注意が必要です。(体を冷すと赤ちゃんへの影響はもちろんですが、むくみやすくなったりもします)
とはいえ、カフェインが含まれているものを全くやめると、ストレス以外にも頭痛がするなどの症状がでる人もいるため無理やり我慢せず、適度に心身ともに調整して、穏やかにすごせることを第一に、限られた妊娠ライフを楽しんでください。