幻のコーヒー

UCCが「幻のコーヒー」と呼ばれるコーヒー豆を発売しました。

インド洋にあるレユニオン島で採れる希少な豆です。

開発に携わる話を聞いた私にとって、馴染みのあるコーヒーです。

現地に何度も足を運び、島民との交流からはじめ、フランス政府と組み、

再生プロジェクトとして動きだしたと聞いたのは、今から7年前のことです。

「もし、失敗したら退職しなきゃ」と帰国後、笑いながら話していた

コーヒーハンター川島さん。(現在はミカフェートのオーナー)

ほぼ絶滅していたコーヒーの木を、島民の協力とともに探し歩き、栽培、

農園開発までこぎつけ、1942年以来途絶えていたコーヒーの復活に、

島をあげて喜んでいたそうです。

その時はまだコーヒーの木を植えた段階で、商品として販売できるかは

分からず、10年後商品化できるかどうか、現実には遠い話でした。

しかし、そのコーヒー「ブルボンポワントゥ」が数量限定で購入できまでに

なりました。

興味のある方はこちらから購入できます。

青山の珈琲屋

もう1ヶ月以上前になりますが、東京青山にある「大坊珈琲」が

今年の12月になくなると知りました。

コーヒー好きの人なら一度はどこかで聞いたことがある

有名な珈琲屋さんです。

入居しているビルが立て壊しになるため閉店するそうです。

そのくらい、古いビルです。

だから、都会のど真ん中にあるのに趣がある独特なたたずまい。

珈琲以外のメニューで唯一ある「たけさんのチーズケーキ」と

「やまぶどうジュース」。

厚い板張りの年季が入ったカウンター頭上には沢山の本が並び、

一番端にある「岩手盛岡」の本。

いつも気になりながらも読まず、抹茶茶碗のような器で出される

丸い氷の入ったアイスカフェラテを飲むのが定番でした。

岩手に来て、「東京で好きな珈琲屋さんは?」と聞かれると必ず

「大坊珈琲」

と答えていました。

いつか、自分の息子が大きくなったら連れて行こうと

コーヒー好きのだんな様とも話したことがあります。

たくさんある東京のお店のなかで、そう思えるお店はなかなかないかな。 

いつの日か大きくなる前に閉店してしまう「大坊珈琲」の店主は

岩手県出身でした。

コーヒーの日

再開宣言から1年以上が経過してしまいました。

慣れない子育てに追われ、なかなかPCすら開くことが

できず、要領の悪さに焦りと戸惑う日々でした。が、

10月1日「コーヒーの日」を区切りにブログから

再出発したい!と、なんとかのこぎつけました。

自分なりのペースで無理なく「雑菓笛」をわが子と

同じくらい大事に育てていきたい思いです。

少しずつまた、挑戦していきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

再開いたします

しばらくお休みをいただき、ありがとうございます。

いつもご覧いただいていた皆様に感謝いたします。

また、雑菓笛は岩手のコーヒー屋ならではの情報を全国の皆様へ

発信していきます。

どうぞ宜しくお願いいたします。

コーヒー好きの妊婦さんへ

最近身近に妊婦さんとカフェインとの関わりを経験して、コーヒー好きの多くの妊婦さんが赤ちゃんができてからコーヒーを飲まないで我慢していることが疑問に思うことがありました。

そんな妊婦さんへ赤ちゃんと楽しく過ごすためにも、コーヒーインストラクターという立場から私なりに、まとめてみました。

妊婦さんで医者からコーヒーは飲まないように言われたと、妊娠中ガマンしている方をよくききます。

しかしながら、医学的なはっきりとした見解は実はまだわかっていません。

コーヒーを我慢して、ストレスを溜めるよりもリラックスすることが大事な妊婦さんは以下の内容とお医者さんと相談しながら参考にしてみてください。

コーヒー=カフェイン=身体に悪い

という見方が一般的かと思います。

たぶん、妊婦さんで医者からカフェインが良くないからコーヒーを飲まないように言われた方も多いのではないでしょうか?

カフェインに限っていうならば、紅茶や緑茶にも含まれています。

カフェインが胎児に与える影響として、落ち着きがない子や低体重の子が産まれやすくなるとも懸念されていますが実際にはカフェインとの因果関係は未だにはっきりしていないのが現状です。

問題はカフェインの摂取量に

*ここでは仮にカフェインが妊婦さんへ与える影響として発表されていることを書き出してみました。

カフェインの1日の摂取量として300mgまでは妊婦への影響はないと言われています。
(カップの量でいうと1~3杯。1杯140mlのコーヒーにカフェインが含まれる量は56mg)

逆に妊娠初期にコーヒーを4~8杯以上飲む妊婦は悪影響がある可能性が高まります。
(普通に考えても、5杯以上になると飲みすぎで身体に悪いと思う・・・)

以上のことを踏まえると無理やり我慢するよりも、薄めのコーヒーを1杯程度でしたら問題ないようです。
(個人差があるので医師と相談のもと判断してください)

コーヒーの他、身近によく飲む飲料としてカフェインを含むお茶や紅茶があげられます。
こちらについてのカフェインが妊婦さんに影響するものとしたものは、コーヒー同様に「カフェイン」というくくりで扱われているため、コーヒーと同じに摂取量に気をつけることがあげられます。
(参考までに・・・カフェインが含まれる量は1杯140ml/緑茶28mg 紅茶70mg)

妊娠~授乳期間中までは気配りが必要

カフェインは母乳からもでてきてしまうため、お腹にいるときから授乳中まで、お母さんが口にするものは気配りが必要とされます。

全くカフェインを摂取していない人に比べると、赤ちゃんがぐずったり、夜鳴きをしたり、乳幼児突然死症候群の発祥率も多いことがわかってきていますが、医学的な根拠は現時点では特に発表されていません。

しかしながら、カフェインは胎盤を直接通過してしまうともいわれているため、臓器機能が未発達な赤ちゃんが受ける影響は考えられます。

それらを考えると念のため妊娠中からカフェインの量をいつもより少なめにする工夫を(飲む杯数をへらしたり、薄めたり・・・)していきましょう。

そして、コーヒーは身体を冷す作用がありますので、冷えることが禁物の妊婦さんはカフェインと冷えどちらも注意が必要です。(体を冷すと赤ちゃんへの影響はもちろんですが、むくみやすくなったりもします)

とはいえ、カフェインが含まれているものを全くやめると、ストレス以外にも頭痛がするなどの症状がでる人もいるため無理やり我慢せず、適度に心身ともに調整して、穏やかにすごせることを第一に、限られた妊娠ライフを楽しんでください。