04月のカフェタイム


北東北に位置する岩手県は、もち米や雑穀の生産が盛んなところです。
もち米などを使った、地方ならではの伝統的な郷土菓子が数多く受け継がれています。

こちらでは毎月、岩手ならではの「食」をご紹介していきます。








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「あさ開」の甘酒


4月に入り、桜前線が南から関東、そしてついに北東北までもう少しで
到達しそうなお花見の時期にぴったりの、濃厚な甘酒をご紹介いたします。

岩手盛岡の町屋作りが立ち並ぶ一角にある、明治4年創業の「あさ開」では
一般的によく飲まれている甘酒とはイメージがちがう甘酒(発酵食品)があります。
見た目はおかゆに近いペースト状でノンアルコール、糖類なしの無添加!!!
「飲む点滴」の甘酒は、授乳中のお母さんや赤ちゃんにもおすすめです。
そういえば、昔はお乳の出ないお母さんは米のとぎ汁を飲ましていたというほどで、
お米の栄養はもとより、発酵食品の栄養価の高さはいうまでもありません。
そしてこちらの甘酒は要冷蔵で冷たくして飲むタイプ。
蔵元さんのおすすめの飲み方は、疲れた日の朝に冷した甘酒を少量で1杯飲むというもの。

私も一度飲んで以来、濃厚で麹の自然な甘さの美味しさにはまりました。
他にない独特な食感はジャムのような感覚にも近く、麹とお米だけの甘みの
まろやかな美味しさは、春を迎えたこの時期におすすめです。