02月のカフェタイム
北東北に位置する岩手県は、もち米や雑穀の生産が盛んなところです。
もち米などを使った、地方ならではの伝統的な郷土菓子が数多く受け継がれています。
こちらでは毎月、岩手ご当地スウィーツと珈琲をセレクトしたものをご紹介していきます。
2011年
岩手の代表銘菓、「南部煎餅」。
県内ではあまりにもポピュラーで、あまりにも当たり前のように売られていたことから、こちらのコーナーでまだ紹介出来ていませんでした。。。
そのようなわけで今月のカフェタイム、「南部煎餅」をご紹介したいと思います。
南部煎餅
県内のスーパーやお菓子屋さんなどなど、どこにでも売られている南部煎餅。
よく山積みで売られていたりなど、南部煎餅コーナーが必ずといってあるほど岩手では馴染み深いおやつです。
関西方面にある「鹿せんべい」に似ており、小麦粉を水で練ったものを焼きあげ、
縁に「みみ」とよばれる薄いカリッとした部分があるのが特徴です。
胡麻やピーナッツが入った一般的な南部煎餅は関東周辺でも売られていますが、なんと本場岩手では
南瓜や林檎、いかに玉葱などなど、いろんな種類の味があります。
南部煎餅は、旧南部藩地域の青森(西側の津軽地方)と岩手北部にまたがるところ八戸藩が発祥で、元々は非常食として作られてました。
いくつか諸説がありますが、南北朝時代に天皇へ食事として差し出したのが始まりという歴史のある食べ物です。
おそらく県内でしか買えないせんべいの「みみ」だけを集めたスナックは、小さな岩手っ子の人気のおやつです。
そして最近、巖手屋という南部煎餅の老舗から
「チョコバナナ」の南部せんべいを見つけました。
そう、2月14日はSt,Valentineですから。。。
こちらのお店、地元で人気のケーキ屋さんも経営していますので、チョコレート味は期待大かも!?です。
グァテマラ アンティグワ
先月のモカに続き、日本ではポピュラーなコーヒーのひとつ。昔から珈琲ファンに根強い人気があるコーヒーです。
数年前からスペシャリティーコーヒーが日本でも盛んになるにつれて、コーヒーの名前の
後に産地名がついたコーヒー豆が多く見られるようになりました。
「グァテマラ アンティグワ」も産地から付けられた名前です。
ちょっと話はそれますが以前知人がグァテマラの首都を訪れた際、銀行などの窓口には鉄格子、お店の入り口は
2重扉になってなっていたそうで、そのような状況でも本人は「思っていたより治安が良かった」とお話してました。
コーヒー産地へ行く仕事って本当に命がけだわあ、と思ったお話でした。
さて、グァテマラアンティグワのコーヒーの特徴は、「香り」です。
専門用語では「華やかな香り」と表現されるほど口の中に広がる香りはアンティグワならでは。
エスプレッソの香り付けとしてブレンドされたり、質のよい酸味と苦味が調和しているためコクがあり
珈琲好きにはファンが多いです。
外資系コーヒーチェーン店でも購入できます。
寒い冬に飲むコーヒーとして、チョコレートにも相性がよいので今月のおすすめコーヒーに選びました。