1月のカフェタイム
新年を迎える1月は、岩手ならではのお餅をご紹介します。
2019年
くるみもち
私が岩手へ来て、いままで食べたことがなかったお餅です。
三陸の一部の地域では正月料理に欠かせない正月料理として食べられており、
醤油、あんころ餅、きなこ餅とならんで岩手でメジャーな「くるみもち」。
砕いたくるみに醤油、砂糖、塩などを加えてペースト状になるまですり鉢でする、大変手間のかかる郷土料理でもあります。
味は濃厚なクルミペーストに少し甘じょっぱいあんだれはコクがあり、ほかにない味わいは一度食べるとクセになります。(岩手県内の産直売り場で販売されている、農家の方達がつくるクルミもちは各家庭の味がそれぞれ楽しめておすすめです!!)
長野では「くるみおはぎ」というものがあり、さっぱりした味に比べて岩手のクルミ餅のほうが「濃厚」という印象です。
そして少しそれますが、岩手は「もちどころ」で一年中もちをよく食べます。
スーパーや産直、道の駅などで「いつでもどこでも、つきたての買える!」そんな印象が強く残るほどもち好きなひとが多いです。
そして一関では観光協会が主催する「ご当地もちサミット」を開催し、町をあげて「餅文化」を盛り上げています。
秋の岩手県内のイベントではこちらの関係者の方達の「お餅の御振る舞い」がいたるところで味わえ、お餅のつきかたが独特なのも見ものです。
もち好きの方には是非とも「もち王国」岩手のお餅を食べに来てもらいたいです。
一関もちサミット紹介サイト
https://www.ichitabi.jp/feature/mochi/index.html
岩手のクルミ餅はこちらから買うことができます
http://www.shop-mebukiya.net/p/item-detail/detail/i82.html
■おすすめお菓子×コーヒー
「くるみ餅×ドラジャ」
クルミの濃厚なあんだれに濃厚なコクあるコーヒー:トラジャ
今やインドネシアのコーヒーといえばマンデリンに次に有名なコピアルックですが、こちらもインドネシアを代表するコーヒー、トラジャコーヒー。
実はこちらのコーヒーは、世界大戦の影響で一時農園が消滅してしまうのですが後に、日本の「キーコーヒー」の援助により復活を果たしたコーヒーです。
*詳しくはこちらのキーコーヒーのトラジャコーヒーの紹介サイトをご覧ください
https://www.keycoffee.co.jp/toarcotoraja/
独特な芳醇な香りと味わいは、私も好きなコーヒーで、クルミあんの濃厚な味に合うコーヒーとして選んでみました。
私がインドネシアへ行ったとき、農園へ行きを試みてみましたが時間切れとなり、あえなく断念。。。
棚田をいくつもぬけた山奥のさらに奥の山までガタガタ道を行ったことを今でも忘れられない、思い入れあるコーヒーだったりします。
現地では上澄みをすすって飲むコーヒーでワイルド感あるコーヒーの飲み方がありますが、日本人の私には粉っぽさが口に残り飲みにくい経験をしました。
今現在、買うことが難しい豆の一つですが独特な味わい深いコーヒーとして紹介しました。
*今年9月にトラジャ島スウェラシ地方で大規模な地震が発生した影響で一部入手困難になっているコーヒーです。