6月のカフェタイム
北東北に位置する岩手県は、もち米や雑穀の生産が盛んなところです。
もち米などを使った、地方ならではの伝統的な郷土菓子が数多く受け継がれています。
こちらでは毎月、岩手ご当地スウィーツと珈琲をセレクトしたものをご紹介していきます。
草木が生い茂り、秋に蒔いた麦にも穂がつき始める小満の季節、6月。
今月のカフェタイムは、ちょっと冷たいスウィーツ『焼きプリン大福』をご紹介します。
焼きプリン大福
2〜3年ほど前、都心では変わりモノ大福がブームとなり、大福専門店に注目が集まりました。
そんな中、都心でもあまり知られていない、岩手発信の大福が地元で注目を浴びています。
焼きプリン大福。
ふわふわとしたお餅の中に卵をたっぷり使い焼き上げた、手作りのカスタードプリンと
生クリーム。
柔らかなプリン大福にかぶりつくと、ひんやりとしたカスタードプリン、カラメルソース、
生クリームの3つの味が重なり合い、何とも言えぬ美味しさが口の中に広がります。
焼きプリン大福は、地元の農産加工グループ、「せきざくらの会」で開発され、岩手県花巻市の
農産物直売所、「案山子」というお店で販売されています。
花巻空港近くにあるお店は、小さなプレハブのような建物で、知る人ぞ知る場所に存在します。
お客さんの口コミで広がり、注目を集めていった焼きプリン大福は、今では大福専用のショーケースに
並べられるほどの人気ぶりです。
そう!!プリン大福は既にありましたが、焼きプリン大福はここでしか手に入れることが出来ない一品。
限定スウィーツここにあり!!という感じです。
ドミニカ
カリブ海で育ったまろやかな味わいは優しい甘さの和スウィーツ、焼きプリン大福と調和します。
珈琲豆の名前としては、あまり聞きなれない名前かもしれません。
ジャマイカ、キューバの近くに位置するドミニカ共和国で栽培されています。
カリブ海特有の、爽やかで飲みやすい味が特徴のコーヒーです。
ジャマイカ産ブルーマウンテンに似て、日本人好みの味わいですが、価格はブルーマウンテンよりも手頃で、
アメリカンコーヒーやマイルドコーヒー好きな方におすすめです。
日本へ輸入される量が少ないため、希少性の高い珈琲豆の一つです。
夏を迎えるこの時期に、珈琲専門店などで期間限定豆として売られることもあるため、
要チェックです!
ひんやりスウィーツ×カリブ海のコーヒーで、一足夏を先取りしたうちカフェを楽しんでみてください。