9月のカフェタイム
北東北に位置する岩手県は、もち米や雑穀の生産が盛んなところです。
もち米などを使った、地方ならではの伝統的な郷土菓子が数多く受け継がれています。
こちらでは毎月、岩手ご当地スウィーツと珈琲をセレクトしたものをご紹介していきます。
例年になく残暑が厳しい9月のカフェタイムは、夏バテ予防にぴったりの珍しいおやつをご紹介いたします。
塩トマト甘納豆
最近ベジタブルスウィーツブームで、色々な野菜を使ったお菓子をよく見かけるようになりました。
野菜を使用したゼリー、クッキーなどが定番でありますが、今回ご紹介するのは塩トマトの甘納豆です。
この「塩トマト甘納豆」、農家の方が発案から5年の歳月をかけ、商品化したそうです。
通販では入手困難の人気商品。東北各地のサービスエリアなど岩手県内では、比較的手に入りやすいレアなスウィーツです。
少々長細いミニトマトを乾燥させたトマトで、見た目はドライフルーツという感じです。
甘しょっぱく、ややすっぱい不思議な味がします。
塩味のトマトはクエン酸も含んでいるため、熱中症対策にもぴったりです。
暑さ対策にも良い身体に優しい健康的なスイーツは、残暑厳しい9月にぜひ食べてもらいたいおやつです。
コスタリカ
近年、自然環境を保持しながらコーヒー栽培に取り組むコスタリカ。
中南米の中でもコーヒーの品種の研究、コーヒー農園の自然保護が盛んな国です。
コーヒーの樹が生い茂る農園には、きれいな水が流れ、熱帯の鳥たちがやってくる。
そのような環境で地球貢献(共存)しながら美味しいコーヒー作りに取り組む人達の話を、
現地の方からよく聞いており、それが強く印象に残っています。
有名な産地ではタラス、トレスリオス、セントラルリバー、オロシ、ウェストバレー、ブンカなど・・・。
どの地域も同じコスタリカのコーヒーですが、それぞれ特徴があり、そして飲みやすい(クセがない)
コーヒーです。
甘しょっぱい塩トマトの甘納豆は味が個性的なため、さっぱりしたのど越しのよいコスタリカが更に味を引き立てます。
今月のティータイムには、身体を冷してくれるコーヒーと熱中症予防になる塩トマトの甘納豆が、
残暑を乗り切るためのアイテムとしてぴったりの組み合わせです。
スペシャリティコーヒーという位置づけで販売されているコスタリカコーヒーは、原産国表示に加え地区別で販売されていることもあります。
興味のある方は地区ごとにのみ比べてみるのもオススメです。